レンズの種類、選び方

以下をご参考にレンズをお選びください

まずはガラスかプラスチックかお選び下さい。 それぞれの特徴

ガラスレンズ
長所   薄く仕上がる 傷に強い
短所   重い 割れやすい


プラスチックレンズ
長所   軽い 割れにくい
短所   厚みが出る 熱、傷に弱い
高いレンズと安いレンズ何が違う? 厚みと重さ(屈折率)、表面処理(コート)、見え方(設計)です
それぞれの違いは下の様になります。
屈折率とは まず屈折率でお選び下さい
屈折率の数字が大きいほど薄くて軽いレンズとなります。
フレームのサイズや乱視の角度などにより多少の違いはありますが処方箋などに書いてある度数の数字が
±1.75以下         視力にして0.6以上の方  屈折率1.5前後
±2.00以上±3.75以下 視力にして0.5以下の方  屈折率1.6前後
±4.00以上         視力にして0.2以下の方  屈折率1.6以上
くらいの屈折率のレンズを目安にお選び下さい。
もちろん厚くても構わない方は安い物でも目が悪くなるようなことはありません。
度数のあまり強くない方が高屈折をお選びになると、薄くなりすぎて不安定になる場合がありますので、目安として±4.00より数値が少ない(S−3.00など)方は1.70以下の屈折率からお選びください。
いろいろなコートが有ります。
当社のプラスチックレンズはすべてマルチ反射防止コート、UVカット機能付きです
その他に

撥水汚れ防止コート 撥水(CS)コート、楽ケアコート、STコート、VPコート、プロガードコートなどいろいろな名前がメーカーによってありますが、すべてレンズ表面の滑りをよくして汚れが付きにくく、また拭き取りやすいコートです。

超硬質コート トランジェコート、ハイパーアメニティーコート、SFTコート、パワーシールドコートなどが有りますが撥水汚れ防止コートにさらに表面強度を上げ、傷を付きにくくしたコートです。

曇り止めコート クリスタルコート、フォグレスコート、フォギーガードコートなどがあります。曇り止め液がレンズ表面にしみこむ特殊処理をを施したコートです。

以上はプラスチックレンズです
ガラスレンズでは東海光学製品のみ撥水汚れ防止コートが可能です。

価格については価格表をご覧下さい。
レンズの設計 大きく分けて4種類の設計があります
厳密に言うと正確では有りませんがわかりやすく解説いたします。
より詳しくはレンズメーカー各社HPをご参照ください。

球面設計 非点収差(レンズ中心から離れると歪みが生じる現象)を少なくした従来からあるレンズ設計です。レンズカーブは前面、後面ともに球面(円の一部を切り取った形)となります。欠点はカーブを大きくとるためレンズが厚くなってしまいます。

非球面設計(外面) 球面設計のレンズを薄くするにはカーブを浅くすればよいのですが、そうすると非点収差が大きくなります。それを外面(レンズ前面)を非球面(同じカーブでなく途中で変化する)にする事により押さえた薄型のレンズです。欠点はレンズ周辺部に行くほど若干ですがレンズ度数が弱くなります。

非球面設計(内面) 非球面の長所はそのまま、非球面部分を内面(レンズ後面)に施すことで、外面非球面の欠点である「周辺部の度数の弱さ」を除いた設計です。度数が弱くならないため周辺部もクリアに見えます。前面カーブも球面と同じくらい有るため従来のフレームにも対応可能です。欠点は目を動かすのは問題ないのですが(眼鏡を掛けた状態)、レンズを動かしたとき(眼鏡を掛け外すときなど)他の設計より揺れを大きく感じます。また外面より製造コストが高くなります。
ただいま当社では販売致しておりません。

非球面設計(両面) 非球面部分をレンズの前後面に振り分けることにより外面、内面非球面の欠点を取り除いた、最新設計のレンズです。欠点は内面非球面よりさらに製造コストが高くなります。。
メーカーによる違いは? 一概に言えませんが、当社取り扱いレンズに関しましては同スペックの場合、メーカーによる差はあまり感じたことはございませんが、メーカーによって得手不得手は多少あるように思います。
有名メーカーでも低価格商品は海外での子会社による生産がほとんどですので、メーカーよりスペックでお選びいただけばよいかと思います。ただ、セイコーや東海光学などはすべてのレンズを一貫して自社生産しておりますため、海外下請けによるデータ偽造などの心配はございません。
度数に関しましては当社で最終チェックいたしております。問題がある場合はすべて返品交換しておりますので問題はございませんが、コート強度等は大きな設備がないとチェックできませんので、そういう意味では大きな会社が安心だとも言えます。ですがその分価格も高いですので、安いものにしておいてコートが傷んだら交換という発想でもよろしいかと思います。

以上をご参考にレンズをお選びくださいませ

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